
設計室 係長
入社年 2006年
設計室
現場担当からグッドデザイン賞受賞の設計者へ
入社当初は設計担当ではありませんでした

新卒で入社し、今年で14年目になります。
現在設計を担当していますので、設計室が主な作業場となり、工事が始まれば現場と本社を行き来しながら業務に取り組んでいます。
就職活動中は、ゼネコン業界と設計方面のどちらに進もうか迷っていましたが、ゼネコンだと基礎から建物が出来上がっていく一連の流れを見ることができると思い、ゼネコン業界を志しました。馬淵建設はいくつか企業説明会を受けた会社のひとつで、どういった特色のある会社なのかきちんと把握していたわけではありませんでしたが、神奈川県内でも有名な建設会社だということは事前に聞いていました。説明会での人事の方の印象が良く、その方に惹かれたことがきっかけで選考を受けようと思いました。
入社当初は設計担当ではなく、現場担当として工事に従事していたのですが、私が入社をして半年くらいで設計室に欠員が生じたため、急遽設計室に異動となりました。入社当初から早い段階で資格を取りたいと考えておりましたが、独学だけでは難しいので、仕事をしながら資格学校に通い一級建築士を取得しました。
当時は資格取得後に手当がつくだけで、資格学校の学費の補助はありませんでしたが、私が取得して数年後に制度が改訂され、現在では資格取得に対する表彰制度も充実し、報奨金なども支給されることになりました。資格は技術者にとって武器になりますし、資格取得を目指す上で環境も良くなっていると思います。


入社当初は設計担当ではなく、現場担当として工事に従事していたのですが、私が入社をして半年くらいで設計室に欠員が生じたため、急遽設計室に異動となりました。入社当初から早い段階で資格を取りたいと考えておりましたが、独学だけでは難しいので、仕事をしながら資格学校に通い一級建築士を取得しました。
当時は資格取得後に手当がつくだけで、資格学校の学費の補助はありませんでしたが、私が取得して数年後に制度が改訂され、現在では資格取得に対する表彰制度も充実し、報奨金なども支給されることになりました。資格は技術者にとって武器になりますし、資格取得を目指す上で環境も良くなっていると思います。
少数精鋭で馬淵建設を支えています


設計室は私を含め8人のメンバーで担当しています。職場の雰囲気は、基本的に個人の作業が主体のため静かな環境ですが、施工部門などとの打合せや電話応対などで賑やかな時もあります。
ゼネコンは施工部門が事業の中心なので、設計の人数は会社全体では少ないのですが、同業他社の方には当社の設計部隊は多い方だと言われます。当社では、私たちが全ての設計を担当するわけではなく、他の設計事務所の設計した物件の施工を請け負うことも多いのですが、設計施工についても力を入れています。
馬淵建設全体の雰囲気はアットホーム。建設会社は体育会系のイメージがどうしても強くなってしまいがちですが、様々な個性豊かな社員が揃っていると思います。面倒見が良い人が多く、熱意を持って聞けば何でも丁寧に教えてくれます。控えめな性格の方でも楽しく仕事ができると思います。
馬淵建設の新制度で今年の6月から設計室の係長に昇進しました。現場では所長と同程度の立場にあたります。早く管理職としてマネジメントをしたいと考えています。係長はその入口ですが、係長になったからといって全体を束ねるようなところまで行き着いておらず、周囲の環境も含め何か特別な変化があったわけではありません。入社したばかりの新人の頃と比較すれば意識は変わってきたと思います。新入社員の頃は「自分ならなんでもできる」という自信に満ちて怖いものなしでした。『この状況なのにどうしてこういう風な対応をしないのですか?』と気になったことは相手が先輩でも上司でも構わず発言をしていました。今は様々な経験をして視野が広がってきていますので、当時なぜ上司がすぐに対応をしなかったかわかる気がします。ようやく周りが見えて物事も業務も自分だけで進められることが増えてきましたので、今後は部下や後輩を持ってチームとして仕事を回してみたいと考えています。
設計のバリエーションを増やして自分のキャパシティを広げたい


実は4年前くらいに私が手掛けた分譲マンションでグッドデザイン賞を受賞した経験があります。その当時の建主は大手ディベロッパーさんで、設計をしている最中はまったく賞に関する話がなく、竣工してから担当の方にこのマンションで応募をしようと告げられました。クライアントであるディベロッパーさんの熱意はもちろんのこと、外部の某有名設計事務所の監修も入っていたりと、企画段階からグッドデザイン賞を狙っていたのかもしれませんね。
一級建築士の資格取得まで約4年かかりました。グッドデザイン賞を受賞したマンションの設計を担当したのが資格を取ってから2年ほど経った頃で、まだ一人で設計を任されることが少なかった時期でしたので、担当に任命していただいてこのような賞を受賞できたのは大変嬉しかったですし、とても良い経験をさせて頂きました。

実は、グッドデザイン賞を受賞した分譲マンションの管理会社の担当が私の今の妻になります。マンションに限ったことではありませんが、建物が完成した後管理運営をすることになる管理会社が建主側の関係者として加わります。当時の彼女は企画・設計段階から工事中も含めて図面の確認や打合せに参加するなど、比較的ゼネコンと接点が多い部署の担当としてこの分譲マンションに携わっていました。この分譲マンション以外の当社が施工した建物の管理をしていることもあり、当社のことをよく知ってくれています。馬淵建設に入社をして、一級建築士の資格を取らなければ彼女とも出会っていなかったですし、グッドデザイン賞も受賞できていなかったと思います。馬淵建設のおかげで様々な良縁に恵まれましたので、恩返しのつもりで今後も貢献し続けていきたいです。
新人の頃は、当時の需要もあってかマンションを担当することが多かったように思います。最近はマンションだけではなく、様々な用途の建物の担当を任せてもらえるようになりましたので、これからもいろいろな用途の建物を経験させてもらって、自分のキャパシティを広げていきたいです。
最近はBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)にも会社全体で取り組みを進めているので、そちらにも注力していきたいと考えています。
※役職、内容等は取材当時のものです。
建築本部 MEMBER
土木本部 MEMBER
設計室/営業本部 MEMBER