歴史ある地元和菓子の名店が洋菓子への新規展開を図った店舗です。敷地は鶴岡八幡宮に通じる若宮大路沿いに立地し、二の鳥居の目の前ということで、いかに通りの人や賑わいを建物に引き込むかを考えました。外観は白い壁を基調とし、部分的に木目を入れることで和の雰囲気を残しつつ、バルコニーの壁にポツリポツリと開口を不規則にあけて、ユニークな表情になるよう計画しました。二の鳥居の狛犬が口を開けて伏せている様子に似た印象になりました。人通りが多いこの場所で、知名度の高い有名菓子店の新規店舗の設計を担当することができ、大変光栄に思います。