
エヌエスデイ㈱東京営業所ビル

竣工 |
1983年新築、1991年増築 |
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改修 |
2018年 |
所在地 |
東京都国分寺市 |
建物用途 |
事務所ビル |
施主 |
株式会社エスジー |
改修設計 |
馬淵建設株式会社一級建築士事務所 |
工事区分 |
内外装リノベーション |
エヌエスデイ株式会社 東京営業所ビルは、昭和58年(1983年)新築のRC造5階建て(旧館)と、平成4年(1992年)増築のS造地下1階、5階建て(新館)からなる事務所ビルです。エヌエスディ株式会社は名古屋市を拠点としてメカトロニクス関連機器等の研究・開発・製造販売事業を展開しており、その東京営業所ビルの内外装リノベーション工事を2017年設計及び着工、2018年に竣工いたしました。
新築時より35年経過している事もある為、外部の大規模修繕はもとより、内部の研究・開発部門や各会議室も含めた事務スペースのレイアウトはすべて各フロア毎にプラン変更、各階のトイレ・給湯等の給排水衛生設備、電気・空調・防災・通信設備についても設計、改修を行いました。
またエレベーター2台の内、旧館のエレベーターを更新、屋上キューピクル、幹線設備の更新も行っているため、コンクリート躯体と外装タイルや一部サッシ以外はほとんどが更新された工事となります。尚、今回の改修工事の最大の目的としまして、エントランスアプローチ及び、2階来客受付スペースへのアクセスのリニューアルが最も難題であり、最も変貌を遂げた部分でした。

昭和に建てられた旧館の狭隘な玄関部と、密閉されたコンクリートの階段部を最上階まで全て解体し、開放感のあるロビー空間と新たな鉄骨階段、更新したエレベーター、バリアフリーの為のスロープの新設により全く異なるイメージを実現、変貌する事ができました。限られたスペースの中で既存の構造を生かしながらの改修設計は明らかに新築より困難なものです。

これらの工事はすべて、各フロア及び設備工事の関連する上下フロア毎に当該エリアを使用している従業員さんにフロアを引っ越して頂き、居ながら工事で行う事が出来ました。何度となく動線を変えながら、それが可能だったのは、旧館新館それぞれに階段とエレベーターがあった事も大きな要因でしたが、何よりも発注者様側との密な打合と連絡調整、社員の皆様にご理解ご協力いただいたからであるほかありません。
生まれ変わった新社屋でのエヌエスディ株式会社様、関連会社様のさらなるご発展を祈念いたします。


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