地域の医療連携を深める事業に参画
建物規模 | 新本館棟: 地上6階 エントランス棟:地下2階地上1階 |
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建物構造 | 鉄筋コンクリート造 |
敷地面積 | 9,054.41㎡ |
延床面積 | 8,419.66㎡ |
所在地 | 横須賀市緑ヶ丘 |
設計監理 | 株式会社建築一家 |
掲載誌 | 「月刊近代建築」2020年11月号 株式会社 近代建築社 発行 「月刊新医療」2021年3月号 株式会社エム・イー振興協会 発行 |
経験を駆使して難工事に対応
タワークレーンを最大限活用するため仮設計画を熟考
既存棟の解体を含め、高低差が約16mの傾斜地での病院棟の新築工事です。
建物の平面形状は長辺方向に90m以上と奥行きが長く、建物外周の敷地的余裕は決して多いものではありません。
当初は、新築する病院棟のELVシャフト内にポストを建て、30mクレーンを2基設置する計画でした。しかし、建物内に仮設クレーンのポストを設置する計画は、雨仕舞いや解体後の工事が多くなる問題が含まれます。クレーン解体時期における仕上げ工事、外構工事、足場解体との影響を考慮しつつ、揚重設備は出来る限り長期間で利用でき、かつ短期に解体できる必要があります。
そこで、30mクレーン2基を設置する計画から40mクレーン1基(オペレータ常駐)の計画に変更し、建物外構の植栽エリアに設置しました。設置においてはクレーン基礎、開発擁壁、建物躯体との干渉等の問題があり行政当局との協議を行いました。40mクレーンと一部の移動式クレーンの併用による揚重作業で、工期短縮につながっています。
現場関係者が一丸となって竣工を目指す
病院として、電気・設備、医療機器、医療ガス、手術室、MRI、厨房、病室、放射線、デジタル設備等、様々な機能が求められており、日々打合せを密にして進めています。
現場関係者が一丸となって竣工を目指す
病院として、電気・設備、医療機器、医療ガス、手術室、MRI、厨房、病室、放射線、デジタル設備等、様々な機能が求められており、日々打合せを密にして進めています。
周辺地域と一体となって
地域に根付いた病院の建替は近隣・周辺地域からの期待も高く、注目されています。
お施主様と共に町内の安全交通誘導、祭礼の参加等で地域との交流を図っております。
周辺地域と一体となって
地域に根付いた病院の建替は近隣・周辺地域からの期待も高く、注目されています。
お施主様と共に町内の安全交通誘導、祭礼の参加等で地域との交流を図っております。
2年の工期を経て2020年3月竣工
難易度の高い建築工事でありましたが、無事故にて予定通り2020年3月に竣工いたしました。地域の医療連携を深める事業に参画することができたことを誇りに感じております。
Gallery
竣工にあたりお施主様よりお言葉をいただきましたので、ご披露させていただきます。ありがとうございました。
社会福祉法人 聖テレジア会 理事長
明石 勝也 様
Katsuya Akashi
聖ヨゼフ病院旧棟は、旧日本海軍「横須賀海仁会病院」を前身とし、1946年に当法人に経営移管されて以降、70年以上の長きに渡り、地域の皆様と共に歩み、その威風堂々たる病棟に地域医療の歴史を刻んで参りました。
新棟構想に当たり、当地での建替は悲願であると同時に、都市計画法の制限や高低差の激しい地形等難題への挑戦でもあり、ハードルを共に乗越えるパートナーの存在が不可欠でした。
馬淵建設の高い技術力、肌理細やかな施工管理、何より困難を克服しようとする熱意によりこの事業は完結できたと感じております。今後は、積み重ねてきた信頼をさらに発展させ、旧棟時代にも負けない医療機関として発展する事を御社にも約束させて頂きます。
社会福祉法人 聖テレジア会 理事長
明石 勝也 様
聖ヨゼフ病院旧棟は、旧日本海軍「横須賀海仁会病院」を前身とし、1946年に当法人に経営移管されて以降、70年以上の長きに渡り、地域の皆様と共に歩み、その威風堂々たる病棟に地域医療の歴史を刻んで参りました。
新棟構想に当たり、当地での建替は悲願であると同時に、都市計画法の制限や高低差の激しい地形等難題への挑戦でもあり、ハードルを共に乗越えるパートナーの存在が不可欠でした。
馬淵建設の高い技術力、肌理細やかな施工管理、何より困難を克服しようとする熱意によりこの事業は完結できたと感じております。今後は、積み重ねてきた信頼をさらに発展させ、旧棟時代にも負けない医療機関として発展する事を御社にも約束させて頂きます。
聖ヨゼフ病院院長
柴田 朋彦 様
Tomohiko Shibata
聖ヨゼフ病院は開院から75年が経過しました。
長い歴史の中、この病院で治療を受け、この病院のスタッフとご家族に看取られて旅立った多くの方々の思いが建物にはあります。
2020年3月病院は新たな建物に生まれ変わりました。私はこの新しい病院を誇りに思っています。新たな命を吹き込まれた病院に今まで以上の愛情を注ぎ、職員を大切にし、横須賀の地域医療に貢献できるよう努めて参りたいと思います。
工事竣工後も我々を見守り続けてくださっている馬淵建設の皆様には、心から感謝しております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
聖ヨゼフ病院院長
柴田 朋彦 様
聖ヨゼフ病院は開院から75年が経過しました。
長い歴史の中、この病院で治療を受け、この病院のスタッフとご家族に看取られて旅立った多くの方々の思いが建物にはあります。
2020年3月病院は新たな建物に生まれ変わりました。私はこの新しい病院を誇りに思っています。新たな命を吹き込まれた病院に今まで以上の愛情を注ぎ、職員を大切にし、横須賀の地域医療に貢献できるよう努めて参りたいと思います。
工事竣工後も我々を見守り続けてくださっている馬淵建設の皆様には、心から感謝しております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
祝福式にて感謝状をいただきました。